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答案練習会の最中に肺に穴が開く...(肺気胸)

 

2月前半に左の肺に穴が開いてしまいました。

 

 

肺気胸という、肺から空気が漏れてしぼんでしまう病気です。

 

 

高校生の時に右の肺で肺気胸手術を経験している。

 

 

以来、約2ヶ月間仕事を休んでいます。

 

 

肺に穴が開くまで

 

 

土地家屋調査士の補助者として働いていて、もっと筋力をつけた方がいいと思うことがあった。

 

 

コンクリートの下にあるはずの境界標を探すため、タガネとハンマーを使ってはつり作業をした時のこと。

 

斫り(はつり、英語: chipping-, break up-)とは主に建設現場でコンクリートで作られた壁や土間などの構造物を壊したり、形を整えるために表面を鑿で削ったりすること。

出典:斫り - Wikipedia

 

 

 

自分はハンマーを振り下ろしているとすぐに腕が疲れてしまって休憩を要するのに、先輩は長時間振り下ろしてても疲れた様子が無い。

 

 

 

コツもあるのかも知れないけど、もっと力をつけなきゃと反省して、家で筋力トレーニングをした事が始まりだった。

 

 

トレーニングを始めて数日がたったある日、どうも肺の一部が痛むことに気づいた。

 

 

 

痛みがあるまま仕事に行った。

 

 

 

運悪く、その週は1本の境界杭を設置する為に丸1日を要するような現場だった。

 

 

 

相変わらず肺はズキズキしていたがなんとか平日を乗り切った。

 

 

 

週末、予備校の答案練習会に参加した。

 

 

 

肺に穴が開いたのはこの時。

 

 

 

答案練習会は 午前中から試験が始まり、お昼の休憩を挟んだ後、解説講義というスケジュール。

 

 

その昼の休憩中に 突然強烈な寒気を感じた。

 

 

みんなは寒くないのかなと周りを見渡しても特別寒そうにしている人はいなかった。

 

 

おかしいなと思いながら、イスに掛けてあったダウンジャケットを着てとりあえず寒さを凌いだ。

 

 

 

休憩が終わり、解説講義が始まった。

 

 

 

やる気はあるはずなのになぜかあまり集中出来なかった。

 

 

 

早く講義の終了時間が来て欲しいと願いながら、板書をひたすらノートに書き写した。

 

 

講義が終わりさあ帰るかと立ち上がったその瞬間、まるで身体の左側を空気砲でも通り抜けたかのような、何ともいえない重さのようなものを感じた。

 

 

既に自然治癒が不可能なほど肺がしぼんでしまっているのが分かった。

 

 

 

休憩時間に寒気に襲われたのは、肺の穴が広がって急激にしぼんだからだったんだ。

 

 

 

内心焦っていたが、それを周りに悟られないないように、なんとか平静を装って外に出た。

 

 

駅に辿り着くまでの間、同じ答練の受講生たちが何人も僕を追い抜いていった。

 

 

あまりに遅い速度で歩く僕に視線を向ける人もいた。

 

 

相当具合が悪い人に見えたと思う。

 

 

 人の流れについていく事が出来ない。混んでる都会の人混みを掻き分けながら帰るのはつらかった。

 

 

帰り道、他人とトラブルが起きないように注意を払った。

 

 

「万が一ぶつかりでもして絡まれるような事があったら、どういう風に事情を話して許してもらおう?」なんて事を真剣に考えた。

 

 

心配は杞憂に終わり、無事家につき、後日入院手術をして今に至る。

 

最後に

 

今回筋力トレーニングをキッカケに肺に穴が開いてしまったが、2年ほど前にスポーツジムに通っていた事がある。

 

 

当時はベンチプレスで50キロを上げたりしてた。(しょぼい)

 

 

半年以上通ったが、その間一回も肺に穴が開くことはなかった。

 

 

その時と今回とで違うところがあるとすれば、それはプロテインを飲んでいたかいないか。

 

主治医にプロテインを飲めば肺に穴が開きにくくなるのかと聞いたら、そういうエビデンスは無いとの事。

 

ただ、傷を治すことを含め、たんぱく質を摂ることはいいことらしい。

 

ちなみに当時飲んでいたのは、マイプロテインというメーカーのImpactホエイプロテイン。 

https://www.myprotein.jp/sports-nutrition/impact-whey-protein/10530943.html

 

入院中に注文し、退院後にプロテインの摂取を再開した。

 

 

これは今後も続けていくつもり。

 

 

肺気胸の手術について

 

今回肺気胸の手術をした際に、今後は肺に穴が開かないように予防的な意味で、怪しい部分を熱処理してもらった。 

熱によってタンパク質変性を起こさせて丈夫にするんだとか。